第3449号 【 サーモ・ゲート 】機械が判断すれば、体調不良でも無理をしなくなる。
先日、弊社のスタッフが風邪で休みました。
「明後日までには治します」と連絡がありましたが、
「いやいや、無理しないでしっかり治ってからでいいよ」
と言いました。
責任感が強く、仕事が滞ることを心配するあまり、多少無理をしてでも
出勤するスタッフがいます。気持ちは理解できますが、正直、
他のスタッフまで感染ると困ります。
そこで、社員証をかざすゲートにこんな仕掛けはいかがでしょう。
これも企業の危機管理の一つです。
▼【 サーモ・ゲート 】
社員証を探して通るセキュリティ・ゲートに
サーモグラフィー機能を付けます。
社員が社員証をさがして通る時、
セキュリティと同時に体温を自動でチェックします。
もし、一定の体温を超えていると機械が判断したら、
ブザーがなります。すると係員が来て控え室へ。
控え室では改めて体温計で測りなおします。
それでも体温が高ければ近くの医院へ行き、診察を受けます。
診察の結果、自宅待機を命じられれば、
そのままオフィスへ行かず、自宅へ帰ることになります。
医師の診断で問題ないと判断したら、出勤できます。
「ここまでしなくても自分で判断できる」
という意見もありますが、微熱程度で休むと
いい顔をしない上司もいます。
そのため、機械が判断すれば文句はありませんよね。
また、これは「無理をしない」抑止力になります。
正直、体調が悪いのに「がんばりすぎた社員」がいたため、
オフィスで風邪やインフルエンザが蔓延し、業務に支障が出た
ということがあります。
平熱が高い人や低い人もいますので、医院で平熱を検査し、
その平熱を個人情報と一緒にリンクしておけば、
より高い精度で判断できます。
★アイデアコンセプト★
『 危機管理 』