第2656号 【 防犯ブザーのチェックタイム! 】いざという時に鳴らないことも…。
国民生活センターによると、使用期間が1〜6年程度の防犯ブザーを調べたところ、
「音が小さい」「音が鳴らない」などの不具合が過半数あったそうです。
不具合の原因は、電池切れや液漏れ、破損などです。
これでは、いざという時に役に立ちませんよね。
でも、滅多に使わないから仕方がない面もあります。
そこで、こんな習慣はいかがでしょう。
下校前には、みんなでビー!
▼【 防犯ブザーのチェックタイム! 】
●とっても簡単な習慣です。例えば、月曜日の帰りのホームルームで、
ランドセルを背負ったまま、みんなで防犯ブザーを鳴らします。
●鳴ったかどうかを確認して下校します。(ちょっとうるさいですが、安全のためです)
もし、鳴らなかったら、その場で先生が代替品の防犯ブザーを貸し出します。
その場で代替品を貸し出す理由は、鳴らないことを知りながら、
そのまま下校させて万が一に何かあったらいけないからです。
鳴らなかった場合は、その子どもの連絡帳に「防犯ブザーの要点検」を記載しておき、
保護者に知らせます。
●また、週一回、防犯ブザーを鳴らす理由は、点検のほかに「使うことに慣れる」ことです。
滅多に使わない物を万が一という時にとっさに使うことはできません。
日頃から使い慣れておくことが必要です。
ランドセルを背負ったまま点検するのも、いざという時にすぐに手が防犯ブザーに行くように。
大切なことです。
●しかし、防犯ブザーが万が一の時にしか使わないから、不具合に気づかないのだと思います。
そのため、常に使っている状態にしてはどうでしょう。
例えば、歩き始めると防犯ブザーに付いている小さいLEDランプが
点滅するのはいかがでしょう。自動車の盗難防止用にこんな機能がありますね。
常に点滅していることで防犯機能が作動していることがわかりますし、
点いていないと、すぐに「故障か」「電池交換か」など気づきます。
※止まると点滅も止まります。
●「電池がすぐなくなるのでは?」
確かにそうですが、これも狙いの一つです。何年も交換しないから忘れるのであって、
半年に1回程度は交換していれば、より忘れにくくなります。
●毎週1回点検することでも電池の消費が早くなりますが、
「安全のため」と保護者に伝えておけば理解も得られると思います。
●万が一の備えをしていても、いざという時機能しないでは困ります。
万が一の備えも日頃のケアが必要です。
★企画の一番搾り★『 万が一の備えも日頃のケアが必要 』