第3206号 【 季節またぎ販促 】「親孝行需要」から「クリスマス需要」へ。
パナソニックが敬老の日に合わせて、シニア向け掃除機の新製品を発売します。
親にプレゼントする「親孝行の需要」を狙っているそうです。
なるほど、そこを突いてきましたか!
私の親の世代は使える物は壊れるまで使いつづける人が多いので、
「買い替え需要」は期待できませんが、子供からのプレゼントなら
喜んで受け取ってくれますね。
そこで、もう一歩踏み込んだ販促を考えてみました。
これでおじいちゃんおばあちゃんは必ず受け取ります!
▼【 季節またぎ販促 】
敬老の日のこと。
息子家族が実家へプレゼントを持って行きました。
息子「お母さん、今までの掃除機では持ち運びが重いだろうから、
新しい掃除機をプレゼントするよ」
お母さん「いいよ、まだこれ使えるし。もったいないわ」
息子「そんなこと言わずにこの掃除機は軽くて使いやすいから、
『敬老の日』のプレゼントだから受け取ってよ」
お母さん「そうお・・・」
息子「それにさ、中古の掃除機をこれを買ったお店に持っていくと、
チケットに交換してくれて、うちの子供たち(孫)の
クリスマスプレゼント代にできるのよ」
お母さん「そうなの! じゃ、遠慮なくいただくわ」
息子「子供たち(孫)には内緒だけどね」
※チケットはクリスマスプレゼント代の10%(仮)です。
いかがでしょう、孫のためなら、
親も喜んで受け取ってくれそうじゃないですか。
生活に必要な物はすべて揃っている今、
販促は買い替え需要がメインになりますが、
スムーズに買い替えてくれるには一工夫が必要です。
相手の琴線に触れる言葉も用意して、
「親孝行需要」を開拓いたしましょう。
★アイデアコンセプト★『 季節を跨ぐ 』