第3220号 【 観光協会の「窓口ネットワーク」構想 】ローカルエキスパート同士が協力。
「旅行業者、9年ぶり増」(日経2016.09.06)
地元の特色を生かした体験ツアーを自ら企画しようと
地方で観光協会などが旅行業に参入しているためです。
訪日外国人旅行者を地方にも誘客することが目的ですが、
地方自らアクションを起こした点が個人的に高評価!
そこで、さらにもう一歩進めて大手に頼らない仕組みを
作ってはいかがでしょう。十分な収益を得ることで
より充実した旅行企画が立てられます。
▼【 観光協会の「窓口ネットワーク」構想 】
タイトル通り、地方の観光協会が作った旅行業者を
全国でネットワーク化します。
各地方に「窓口」を設置し、顧客が望む「旅行」を
紹介し、お互いに誘客しあいます。
ネットワーク化の最大のメリットは、
大手旅行代理店やネットに誘客を頼らない仕組みを作ること。
旅館やホテル同様、誘客のための広告や紹介料で
収益が圧迫してはサービスの拡充は難しくなります。
そのため、お互いが紹介しあうことで
収益を確保し、より斬新な旅行企画を立てます。
斬新な旅行企画には「体験ツアーの体験」旅行を作り、
お互いに新しく企画した「体験ツアー」を旅行者に
評価してもらい、完成度を高めるのもユニークです。
その際のツールとして「おもてなし検定」を作り、
企画内容も含めて日本的なおもてなしができているか
評価したら、地方へ行く魅力が増します。
地方が個々に動いていては大きなうねりにならず、
強者に食われてしまいます。
観光協会の「旅行会社づくり」を指南しつつ、
拠点を増やしてネットワークを拡大していったら、
日本は本当に観光立国になると思います。
★アイデアコンセプト★『 ネットワーク化 』