第2860号 【 田舎の大学、どう活かす?編 】やっぱり「学びの場」がふさわしい。
大学の都心回帰。名古屋でも名古屋駅周辺に大学が移転しております。
理由は、学生が集まらないから。確かに通うなら便利な都心の方がいいですが、
20年前の私たちの頃では考えられないことです。
(さすが、全入学時代だなぁ〜)
しかし、移転されてしまった地方が大変。
税金を投入して誘致したのに…という思いはさて置き、
活用方法を考えないと前に進みません。
抜本的な対策にはなりませんが、
アイデア出しをしてみました。
▼【 田舎の大学、どう活かす?編 】
《アイデア その1》塾の“デパート化”
“デパート化”とは古い表現ですが、要は学習塾をたくさん誘致して、
大学施設の教室を利用してもらいます。
一つの施設に複数の競合する塾が入るのは異色ですが、
◎複数の塾に通える
◎教科ごとに塾を換える
◎食堂施設も使える
◎学ぶ雰囲気ができる など、
利用者側にとってメリットがあります。
塾側は設備投資にお金がかからず、募集もしやすくなります。
また、学習塾だけでなく、習い事も一緒に誘致したら、
「習い事の後に塾」に行くことも容易になり、
よりメリットが打ち出せます。
《アイデア その2》浪人生の勉強合宿に。
浪人生が一年間、勉強に励む施設としても最適です。
地方は大学施設以外に何もないから学生が集まらないことを逆手にとり、
何もないから誘惑もなく、勉強に専念できる。
先生がいなくても講義はネットで中継できます。
《アイデア その3》シニア大学に。
中高年世代で大学へ入学する人が増えています。
そこで、これも複数の大学が中高年世代向けの大学講座を開講し、
授業を行います。授業の形式もネット中継で行い、コストを抑えます。
これなら、学費を高く設定しなくても運営でき、
地方の多くの中高年が入学できます。
●もともと学ぶための施設なので「学びの場」が一番いいですね。
それか庁舎の建て替え・移転を考えている自治体なら、
移転する案もいいかも。
●空き家が社会問題化していますが、
大学施設の空き家なんでシャレにならないです。
先送りせず、今、考えましょう。
★アイデア軸★『 カエルの子はカエル方式 』