第2140号 埋蔵“勤”を探せ! ~ このまま引退してはもったいない ~
あれほどの仕事人間だった父が、引退後、山登りをはじめ、
今では母があきれるほど山に登っています。
(2、3日に1回は登っているそうです)
そんな父ですが、月に1回ほど一緒にお酒を飲むのですが、常々、
「このまま好きなことだけして死ぬのは申し訳ない。
何か社会貢献できる場はないか」
と言っております。まさに団塊の世代と言われる父ですが、
この世代は仕事(お勤め)への意欲はまだまだあると思います。
そこで、こんな「趣味」を通して自分の「できること」を発掘し、
それを社会に還元できないか、考えてみました。
▼『埋蔵“勤”を探せ!』
●自治体主催の「私の『自叙伝』を作ろう」講座を開講いたします。
講座は月に1回(有料)。この講座への出席はスーツで参加します。
※服装は原則自由ですが、月に1回はスーツを着て、
パリッと背筋を伸ばして、家を出るのもいいものです。
●講座では、自分が今までしてきた仕事について、
自由に作文を書いていきます。一通りの書き方は講座の前半で
教えてくれますが、あとは自由に書いていきます。
●書く手段はパソコンです。そのため、パソコン(ワード)の使い方も
講座で学べます。書いていて表現の仕方など、わからない点があれば
教室に先生がいますので教えてもらうこごができます。
●今までの自分がやってきた仕事についてを書き残すことは、
本人にとって価値のある物になると思います。
完成したら製本すること(有料)もできます。
●さて、書いた文章はデータベース化して、
フリーワードで検索することができるようにします。
※もちろん、データベース化されることは受講生は了承済みです。
●理由は、業種業態では分類できない仕事の経験を発見するためです。
一般に仕事は、○○業や部長、課長などでいわゆる肩書きで分類されますが、
実際、肩書きでは表現できない様々な仕事の実績があると思います。
そんなピンポイントの業務を自叙伝から検索できるようにします。
●そして、企業経営者から業務の相談を受ける窓口を作り、
相談内容に合致する方(自叙伝を書いた方)を検索し、紹介します。
●文章(自叙伝)から検索するので、その実績が具体的にわかり、
かつ、その人の人柄も伝わります。
●単純に業務だけでなく、様々な人生経験もDB化されるので、
若者の人生相談にものれるサービスになるかもしれません。
●最新の情報機器が使えないだけで“時代遅れ”扱いするのではなく、
その方の貴重な経験をうまく社会に還元できる「橋渡しサービス」があると、
超高齢化社会を迎える日本も未来が明るくなると思います。
***企画の一番搾り***
『 その経験(人)は必ず必要とされる場がある 』