第3367号 【 パッケージ・コレクターズ 】NEWパッケージは、別商品?
日経MJ(2017/5/19)のある記事が目にとまりました。
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「長年これが好きで使っているんですがパッケージが
変わるとわからなくなってしまって……。すみませんねえ」
70代くらいのシニア女性が若い店員さんに尋ねたのは
愛用の柔軟剤についてだ。お客さまの手元には詰め替えパッケージがある。
わからなくなったら困るので洗って取ってっておいたようだ。
シニアになって視力が衰えたり視野が狭くなったりすると、
デザインの変化や複雑な商品構成についていけなくなる。(抜粋)
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なるほど・・・、言われて初めて気づきました。
しかし、同じことを感じている方が少なくないように思います。
そこで、メーカーとお店側の両面でサポートする
サービスを考えてみました。
▼【 パッケージ・コレクターズ 】
<その1>POPに一工夫!
商品がリニューアルすると制作するPOPに
旧パッケージを小さく載せます。そして、
どんな付加価値が付いたのかも載せます。
これなら旧パッケージで覚えていたお客さんも
これが「リニューアル商品」とわかり、なおかつ、
新しい付加価値のPRがより際立ちます。
「ここが新しくなった」と訴えても
旧商品を覚えていなかったら意味ないですからね。
<その2>一覧表ポスターを掲示!
お店の入り口付近に、あらゆるジャンルの商品で
パッケージが新しくなった商品の一覧をポスターで
掲示します。
これはお店側のサービス。ポスターと言っても、
切り貼りで手作りのポスター。このポスターにより、
「あの商品がこれに変わったのね!」と一目瞭然になります。
<その3>タブレットでも閲覧できる!
店内のポスター<その2>だけでは掲示する点数に
限界があり、最近の商品しか載せれません。
数年前の商品を愛用しているお客さんもいらっしゃいます。
そのため、タブレット端末で旧パッケージを一覧でき、
その画像をタッチすると新商品がわかる仕組みなら、
ベテラン店員からアルバイト店員まで利用できます。
メーカー側にとってもせっかくリニューアルしたのに
気づかれずに愛用者が他の商品に移ってしまったら、
大きな機会損失になります。
そのため、旧パッケージから新パッケージへの移行を
スムーズにするために製販一体となり、訴求する必要があります。
記事では高齢者による事例でしたが、私のような大雑把な人間は、
商品名よりパッケージの色やデザインでざっくりしか
記憶していない人も少なくないと思います。
★アイデアコンセプト★『 温故知新サービス 』