第2998号 【 市内「合同体験入部会」 】「3ヶ月有効フリーパス券」で好きなスポーツを選ぶ。
2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、国は「スポーツ庁」を発足するなど、
スポーツ振興に力を入れていますが、足元ではスポーツをしない子供たちが増えています。
私は野球で小学生の子供たちのスポーツに関わっていますが、個人的な肌感覚として、
スポーツをする子供たち自体が減っていると感じます。
「野球にするか、サッカーにするか」ではなく、
「スポーツをするか、しないか」とレベル。
正直、競技同士で子供たちを取り合っている場合ではありません。
そこで、少しでもスポーツに接してもらうために、
自治体レベルでいいので、こんなイベントはいかがでしょう。
▼【 市内「合同体験入部会」 】
●例えば、野球。
市内の一番いい野球場で、市内の各チームから選抜された野球選手(小学生)が集まり、
「オールスター戦」を開催します。この試合は市内のチーム交流を兼ねて、
野球を始めてみたい子と親が見学・体験する場です。
●試合はショートゲームで3回までとし、体験希望の親子は試合を観戦後、
試合をした子供たちと一緒に野球の練習を体験します。
●市内の立派な野球場でハツラツと試合をしていた子供たちと
体験の子が接することで、野球の醍醐味と憧れを抱きます。
●また、違い日では一面芝が生えている立派なサッカー場で
同じように選抜された子供たちがサッカーのオールスター戦をして、
実力をいかんなく発揮し、かっこいいところを魅せます。
●そして、野球と同様に試合後は、選手たちと体験者が一緒に
練習を楽しみ、サッカーに親しみます。
●これを市内にあるスポーツクラブが全て実施し、様々な体験会を開催します。
野球やサッカーだけけでなく、バスケやバトミントン、ドッチボールに
力を入れている地域もあります。
今、開催中のラグビーも実は知らないだけで、
小学生のラグビーチームが地元にあるかもしれません。
●そんなスポーツクラブの“見本市”のようなイベントを自治体が主催し、
地域の競技人口の増加に貢献します。
●このイベントに参加後は、各自で興味のある各競技のチームへ
体験入部することができます。その際、強引な勧誘が懸念されますので、
自治体が発行する「フリーパス」を持参し、体験入部をします。
※このパスがある場合は、個人情報は聞かないことがルール。
●フリーパスは3ヶ月有効で、パスの発行時に任意でスポーツ保険に加入でき、
万が一、体験中に怪我をしても保障されますので安心です。
●国がスポーツに力を入れるとはいえ、末端では各チームの自助努力で募集・運営を
しているのが現状です。決してすべての子供たちにスポーツを勧めるわけではなく、
きっかけさえ作れば、かなりスポーツに目覚める子供たちが増えると個人的に思います。
●足が速く、体が大きい子だけが活躍するスポーツばかりではありません。
それぞれ自分の興味や特徴にあったスポーツを選べば、
きっと日本のスポーツ人口は増えると期待しています。
★アイデアコンセプト★『 広く浅くできっかけ掴む 』